サイバーセキュリティイニシアティブ2015「東京オリンピック・パラリンピックを転換期としたIoT時代の次世代サイバーセキュリティ戦略」
開催趣旨
2020年、東京にて夏季オリンピック・パラリンピックが開催されることとなった。2020年大会は、世界各国からこれまでの大会を上回る数の代表選手、関係者、観客が集結する世界最大級のイベントなると同時に、IoT普及・促進も相俟って今までにない数と種類のIT機器や放送機器が、グローバル規模の通信ネットワークとシームレスに繋がる世界最大規模のITインフラが構築・運用されると予想されている。その一方、IoTによってすべての「モノ」がインターネットにつながる環境でのオリンピック・パラリンピック開催は、同時に「モノ」の「脅威」への繋がりも拡大することを意味している。
また、国内産業においては、8K放送開始、スマートメータ普及、実⽤準天頂衛星システム事業など国⺠⽣活を豊かにするIT利活⽤に関わる取組みが⼤きく進展し、2020年のオリンピック・パラリンピック開催時頃までには画期的なICTサービスが登場することが予測される。
一方で、ICT利活用の推進によるセキュリティリスクの増大が懸念される。
2020年東京五輪の開催の安心・安全な開催に向けた取り組みとして、IoT(Internet of Things)の広がりなどICT環境の変化を見据え、安全な情報通信ネットワークの確保と、ICT利活用の普及・促進の障害にならないバランスのとれたサイバーセキュリティ対策の構築、人材確保・育成などを含むセキュリティ推進体制の強化は重要な課題である。
サイバーセキュリティイニシティブ2015では、2020年に向けた5年間、またその後を見据えて、「東京オリンピック・パラリンピックを転換期としたIoT時代の次世代サイバーセキュリティ戦略」と題したイベントを開催し、我国の今後のサイバーセキュリティ対策の方向性について、情報セキュリティの専門家をお招きし議論する。
お問い合わせ
サイバーセキュリティイニシアティブ2015実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
Tel:03-5269-1038 Fax:03-5269-1039
e-mail:info@itforum-roundtable.com
開催概要
日時 | 平成27年7 月2日(木)13:00-18:00 [受付開始] 12:30 |
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場所 | コクヨホール http://www.kokuyo.co.jp/com/hall/ |
主催 | IT Forum & Roundtable事務局(株式会社経済産業新報社/株式会社ジェイスピン) |
共催 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 |
参加対象者 | 200名程度:企業・自治体上級情報セキュリティ担当、情報システム・政策担当、CIO、CISO |
後援 |
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参加申し込み受付期間 | サイバーセキュリティイニシアティブ2015のお申込みは、 6月19日17時をもちまして締め切らせていただきました。 |
協力
オフィシャルパートナー
セキュリティイニシアティブ2015 プログラム
13:00 | ~開会挨拶~ ITラウンドテーブル趣旨の説明 |
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高橋 成知(IT Forum & Roundtableマネージングディレクター/経済産業新報社) |
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13:05 ~ 13:45 | 特別講演 |
フィリップ モリス 氏(BTジャパン CTO) |
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13:45 ~ 14:25 | プレミアムプレゼンテーション |
田口 篤 氏(KPMGコンサルティング株式会社 パートナー/ KPMGジャパンサイバーセキュリティアドバイザリーグループ リーダー) |
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14:25 ~ 15:05 | プレミアムプレゼンテーション |
西尾 秀一 氏 (株式会社NTTデータ セキュリティビジネス推進室 セキュリティ・エバンジェリスト) |
15:05 ~ 15:20 | 休憩 |
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15:20 ~ 15:25 | IPA挨拶 |
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藤江 一正(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 理事長) |
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15:25 ~ 15:55 | 特別講演 |
平井 たくや 氏(衆議院議員/自民党IT戦略特命委員長) |
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15: 55 ~ 16:25 | プレミアムプレゼンテーション |
谷脇 康彦 氏(内閣官房内閣審議官【内閣サイバーセキュリティセンター副センター長】) |
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16: 25 ~ 16:45 | プレミアムプレゼンテーション |
石川 正樹 氏(経済産業省 大臣官房審議官【商務情報政策局担当】) |
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16: 45 ~ 17:55 | パネルディスカッション |
パネリスト:フィリップ モリス 氏、谷脇 康彦 氏、田口 篤 氏、三輪 信雄 氏、石川 正樹 氏 |
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18:00 | 閉会挨拶 (主催者) |
18:00 | 終了 |
特別講演
Phillip Morris(フィリップ モリス) 氏
BTジャパン(株)のCTOであると同時に、BTのアジア・中東・アフリカ地区(AMEA)全体を担当するソリューション・エンジニアリング部門の統括責任者。ICT分野では30年の実績を有し、特にセキュリティやシステム&データセンタ・アーキテクチャー、クラウドコンピューティング、それにビッグデータアナリティクス、HPC(high performance computing)、アプリケーションレベルおよびVMとICT/DCのインフラレベルの効率的設計、およびO&M(運用と保守)の分野において深い経験と実績を持つ。データセンタのインフラでは、我国で1st LEED Platinumのデータセンターを構築している。日本ではBTのロンドン大会の経験を、総務省や経産省、内閣府をはじめとする各省庁や関係する団体、民間企業に講演している他、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とも深い協力関係を持っている。
BTジャパンに勤務する以前は、Platform Computing社でもCTOとして勤務。HPCのクラスター管理をクラウド・コンピューティングを利用した自動管理に移行し、Hadoopの企業向けバージョンの開発し、利用環境の向上と迅速な処理を可能するなどの実績をあげている。
講演タイトル:「IoT/M2Mの成長・普及が牽引する物理的セキュリティとサイバーセキュリティの融合」
平井 たくや 氏
1958年香川県高松市生まれ。
上智大学外国語学部英語学科卒。株式会社電通、西日本放送代表取締役社長等を経て、2000年、第42回衆議院選挙で初当選。
以来、連続6回当選。自民党経済産業部会長、総務部会長(シャドウ・キャビネット総務大臣)、政務調査会副会長、内閣府(IT担当)大臣政務官、国土交通副大臣、内閣常任委員長等を歴任し、現在は自民党IT戦略特命委員会(旧e-Japan特命委員会)委員長として、「デジタル・ニッポン2014」を取りまとめる等、自民党のIT政策を主導し、マイナンバー制度、サイバーセキュリティ政策、電子政府施策に深く関わっている。
プレミアムプレゼンテーション
田口 篤 氏
KPMGコンサルティング株式会社 パートナー
KPMGジャパンサイバーセキュリティアドバイザリーグループ リーダー
国内大手シンクタンク、IPAセキュリティセンター非常勤研究員(兼務)を経て、2000年KPMGビジネスアシュアランス株式会社(現 KPMGコンサルティング株式会社)に入社。 入社以来、一貫して企業のITリスク、情報リスクに関するコンサルティングサービスを手掛けており、業種、業界を問わず数多くのサービス提供実績を有する。 現在はKPMGジャパンにおけるIPBR(Information Protection & Business Resiliency)サービスを統括している。
講演タイトル:「サイバーセキュリティ戦略の立案」
2020年に東京オリンピックを控えた現在、日本企業の情報セキュリティ管理には明確な変化点が訪れていると考えられる。2000年代初頭に企業ネットワークがインターネット接続されて以降、これまでも日本企業は連綿と情報セキュリティ管理に取り組んできている。これまでのセキュリティ管理の何を継承し、何を変えていかなくてはならないのか。 サイバーセキュリティと称される時代を迎えた今、企業経営者が描くべき今後のセキュリティ戦略のポイントについて考察する。
谷脇 康彦 氏
内閣官房内閣審議官(内閣サイバーセキュリティセンター副センター長)
84年、郵政省(現総務省)入省。郵政大臣秘書官、在米日本大使館ICT政策担当参事官、総務省総合通信基盤局料金サービス課長、同事業政策課長、情報通信国際戦略局情報通信政策課長、大臣官房企画課長、大臣官房審議官(情報流通行政局担当)などを経て、13年7月より現職。著書に「ミッシングリンク~デジタル大国ニッポン再生」(12年7月、東洋経済新報社刊)など。
講演タイトル:「我が国のサイバーセキュリティ戦略」
本年1月にサイバーセキュリティ基本法が全面施行され、政府のサイバーセキュリティ政策の推進体制が強化された。こうした中、基本法を踏まえた政府のサイバーセキュリティ政策の方向性について解説する。
西尾 秀一 氏
株式会社NTTデータ セキュリティビジネス推進室 セキュリティ・エバンジェリスト
これまでに、セキュアシステム構築、セキュリティ評価などの技術開発、コンサルティングおよびタイムスタンプサービス提供などに従事。2001年にはBS7799(現在のISMS)の国内初認証を統括。2014年4月から現職。この間、情報サービス産業協会(JISA)や日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)等における活動を通じ、セキュリティ教育・啓発に努めると共に、セキュリティに関する政策提言活動を行っている。現在、JNSA理事、日本セキュリティ監査協会(JASA)幹事、IPA情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会委員、セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)運営委員、タイムビジネス協議会(TBF)企画運営委員など。
講演タイトル:「IoT/CPS時代のセキュリティ考」
あらゆるモノがインターネットに接続され、各種IoTデバイスやセンサーから取り込まれる実世界のデータが高度に活用されるIoT/CPS時代はすぐそこまで来ている。その一方で、サイバー攻撃の高度化・複雑化により、これまでのITセキュリティ対策だけでは大切な情報資産や企業価値を守れなくなってきている。セキュリティの本来の目的であるIT利活用という原点に立ち返り、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を見据え、今からどのような準備が必要かを考察する。
石川 正樹 氏
経済産業省 大臣官房審議官(商務情報政策局担当)
1985年4月、通商産業省入省。 1990年7月、米国へ留学。 2001年1月、ジェトロ・シンガポール産業調査員。 2004年7月、経済産業省経済産業政策局参事官(産業人材政策担当)。 2006年2月、経済産業大臣秘書官(事務取扱)。 2006年10月、経済産業省産業技術環境局環境政策課長。 2007年7月、経済産業省製造産業局鉄鋼課長。 2009年7月、経済産業省産業技術環境局産業技術政策課長。 2011年7月、経済産業省通商政策局通商政策課長。 2012年9月、経済産業省貿易経済協力局貿易管理部長。 2013年6月、現職に就任。
講演タイトル:「サイバーセキュリティ経営の推進」
サイバー攻撃の高度化により、サイバーリスクが企業経営にとって大きな問題となっている状況を踏まえ、セキュリティ強化のための「サイバーセキュリティ経営」の推進に向けた施策の方向について説明する。
パネルディスカッション
フィリップ モリス 氏
三輪 信雄 氏
三輪 氏について詳しくはこちら
パネルディスカッション モデレーター
伊藤 毅志 氏
独立行政法人 情報処理推進機構
参与 兼 技術本部セキュリティセンター長
1982年通商産業省(現:経済産業省)大臣官房情報管理課入省。産業政策局調査統計部統計情報システム室長、同統計企画室長、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)参事官、独立行政法人 日本貿易振興機構ウィーン事務所長等を経て、2013年7月より現職。 ウイルス・不正アクセスの届出制度、脆弱性関連情報の届出制度、ITセキュリティ評価および認証制度の運営等を行う。
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サイバーセキュリティイニシアティブ2015実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
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