2015年7月23日
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えたサイバーセキュリティイニシアティブ2015 開催される
政府機関へのサイバー攻撃が増大する中、7月2日、東京・品川のコクヨホールで、サイバーセキュリティイニシアティブ2015が「東京オリンピック・パラリンピックを転換期としたIoT時代の次世代サイバーセキュリティ戦略」(主催・経済産業新報社・(株)ジェイスピン、共催・IPA=独立行政法人情報処理推進機構、後援・METI、NISC他)をテーマに開催された。
当日のイベントには予約申込者が殺到し、政府のセキュリティ関係者や多数のマスコミなどオブザーバー席も立錐の余地のないほどの盛会となった。
今回のシンポジウムでは、第1部の特別講演にフィリップ・モリスBTジャパンCTO、プレミアムプレゼンテーションに田口篤KPMGコンサルティングパートナー、西尾秀一NTTデータ・セキュリティエバンジェリストが講演を行った。
第2部の特別講演には自民党IT戦略特命委員長である平井たくや衆議院議員が立ち、プレミアムプレゼンテーションでは谷脇康彦内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)副センター長の代理で藤田清太郎内閣参事官と経産省の石川正樹大臣官房審議官(商務情報政策局担当)が講演を行った。
その後、IPAの伊藤毅志セキュリティセンター長がモデレータとなり、三輪信彦S&J代表(総務省最高情報セキュリティアドバイザー)が加わり、モリス氏、藤田氏、田口氏、石川氏の計6名によるパネルディスカッションが展開された。
国や民間企業のサイバー攻撃対策の最新情報、最近のサイバー攻撃の事象と傾向、マイナンバー制度やIoT/モバイルデバイス時代におけるセキュリティ対策などについて議論が及んだ。侵入を防ぐ難しさや企業経営におけるリスクの増大、人材の確保など対策の難しさが浮き彫りとなった。
特別講演・パネルディスカッションの動画
講演タイトル:
「IoT/M2Mの成長・普及が牽引する物理的セキュリティとサイバーセキュリティの融合」
動画再生時間:33分07秒
出席者情報
オブザーバ参加
内閣官房 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室室長代理(審議官)、内閣サイバーセキュリティセンター内閣参事官、ビジネスシステムイニシアティブ協会会長/CIO賢人倶楽部 理事長、日本ネットワークセキュリティ協会事務局長、組込みイノベーション協議会 理事長、日本危機管理学会名誉会長、産業構造審議会 情報経済分科会 人材育成ワーキンググループ委員長、一般財団法人高度技 術社会推進協会 常務理事、経済産業省情報セキュリティ政策室長、JPCERT/CC常務理事、日本CISO協会フェロー、総務省 情報セキュリティ対策室室長、防衛省運用企画局 情報通信・研究課 サイバー攻撃対処・情報保証企画室長、国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT)ネットワークセキュリティ研究所 所長、日本ネットワークセキュリティ協会会長/情報セキュリティ大学院大学 学長、日本データマ ネージメントコンソーシアム事務局長、総務省情報セキュリティ対策室課長補佐、自民党衆議院議員